令和3年5月15日家族さんと会いました。
退院まじかの父について相談にのってほしいとの依頼で娘さん2人と会いました。口から食事が取れないので管で食事を入れないといけない、痰も定期的に取らないといけないという。
通常ならば、そのような場合は退院指導でナースが退院前に指導がされる。
しかしコロナ禍で退院指導がうけれない。家族は自宅で父を介護したい、しかし吸引も注入などの医療的ケアーができずに困っているとの内容でした。
実際に医療器具に触ってもらい、手順も教えたりしましたが、365日24時間介護の大変さや、落とし穴などについて説明。慌てて受け入れるのではなく、地域のサービス等を調べて体制が整ってからでも遅くはないのではないか、いざ退院したが、自宅での介護にギブアップした時すぐ再入院ができない事情も想定しておかなければいけない旨を伝えた。したいと、出来るとの違いを見極まる必要性も伝えた。
後日連絡があり、言われた通り福祉用具店に出向き色々見たことでイメージ出来たと話されていた。コロナ禍で病院も今まで出来ていた家族への指導ができないジレンマを抱えているのだとしみじみ。
当たり前に出来ていたことができないナースのつらさ。
そんなときだからこそ、20年間訪問看護をしてきた経験が生かせる時が来たと思います。